2013年03月11日

侍からのメッセージ

3.11から2年。
上映会の提案者
長野県の侍学園、長岡さんより上映会に向けてのメッセージをいただきました。

ガレラジ★ドネーションシアタープロジェクトに寄せて
「ガレキとラジオ」を知ったのは
うちの職員の「ヒラカタ」の一言でした。
「私映画出ちゃいます」
またおかしくなったのかと思ったんですが
チラシを目の当りにし
それが珍しく真実であることを確認したと同時に
「この映画を日本に広げる」
まだ見てもいないのにそう決めている自分がいました。
私個人として
あの日。2011年3月11日。
千葉の病院であの揺れに襲われました。
震度5強。
自分の人生のなかで
得体の知れない恐怖を感じたのは
あの日が最も強かった。
三月の下旬には
災害医療支援チームの一員として
被災地に入っている自分がいました。
初めて訪れたのは
ガレラジの舞台である
「南三陸町」
喉かな山道が続き
どこが被災地なんだろうと
ぼんやり外を眺めていたとき。
とんでもない光景が
目の前に飛び込んできて
言葉を失いました。
そして
自分は無力でした。
それでも
それから二年間。
自分が出来る被災地支援をしてきましたが
常に
何もしていない感が自分を襲っていたのは確かです。
そんな自分に
素晴らしいタイミングで
表れてくれたのが
この映画だったわけです。
がむしゃらに準備をつづけ
告知から
僅か一ヶ月で
270人キャパの会場を
300人の人々で埋めることが出来ました。
その時初めて
この映画を観たのですが
75分間。
涙が止まりませんでした。
単なる想像でしかなかったのですが
本当に素晴らしい映画だと確信しました。
お誘いした皆様も
退場の際
「誘ってくれてありがとう。」

感謝の言葉をかけてくださり
この映画の持つ
人々へのメッセージの強さを
改めて感じたわけです。
この素晴らしい体験を
我々だけで独り占めしてはならないと
このプロジェクトを思いつきました。
監督の梅村さん。
配給会社のアルゴピクチャーさん。
プロデューサーの山国さんに
ご迷惑をおかけしながらも
ご了承を得たこのプロジェクトは
間違いなく
この国がしなくてはならない
「種まき」をカタチにできると思っています。
二年たって
ガレキは消えましたが
傷はいえるはずもなく
あの町は
復旧さえしていません。
あの日。
奪われた街々は
「復旧」ではだめなんです。
「復興」しなくては。
その為にも
まずはその事実を
知っていくことから
「知る支援」から
広げる必要性があります。
このプロジェクトは
ガレラジをたくさんの人々に見て頂くことも
大切なミッションですが
それを広げていく過程で
全国の
想いのある人々が
想いのある人々へ繋ぎ
想いをリレーしていく
素晴らしいプロジェクトであると思っています。
桜前線に乗って
この映画が
北上し
故郷である「南三陸町」に戻るまで
想いを繋げる
ガレラジプロジェクトが
続いていくことを願って止みません。
そして
被災地が
被災地と呼ばれなくなる日に。
わたしは
もう一度この映画を観ようと思います。
このリレーのバトンを
信州上田から受け取ってくれた
沖縄の心友たちに
心から感謝します。
みなさんのちからで
チーム★沖縄のガレラジを
成功させましょう。
我々も当日馳せ参じます。
ガレラジ最高!
オキナワ最高!
認定NPO法人侍学園スクオーラ・今人
理事長 長岡秀貴

長岡さんが自身のブログにも
3.11への想いを綴られています。
http://samurai.naganoblog.jp/
       事務局 金城



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Posted by コミュッと! at 23:42│Comments(0)上映会への道のり!
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